子どもの足は未完成の状態です

子供の足は 大人の足に比べて軟骨部分が多く 柔らかいため、合わない靴を履いても あまり痛がりません。そのため外的要因などにより、柔らかい足のほうが 影響を受けやすくなっています。
骨が全部揃って完成するのは 18歳頃と言われています。こうした成長過程において、大人になったとき 「しっかりとした足」を作る上で、子供のころからの“正しい歩き方や運動”が大きなポイントになります。そのためにも「足に合った靴」が必要なのです。
靴は単なるファッションと考えず、慎重な靴選びをしてあげましょう。
幼少時代の靴選びがその後の成長に大きく関わってきます

新聞やテレビなどで、幼稚園児でも外反母趾や内反小趾、浮き趾などのトラブルを抱えている子が多いと耳にします。 子ども達の足のトラブルの原因の一つが、足に合わない靴を履いている点があげられます。近年、一般的に3Eなどの広い靴が 多く購入されていますが、実際に足を測ってみると、D・E・2Eの足囲の細いお子供さんが多く見受けられます。
10歳ころまでは子供の成長にとって大切な時期です。年に2~3回は足のサイズを測り、足に合った靴選びをし しっかりと運動をすることがとても大切です。
また、赤ちゃんのころから足に合った靴を履いて育った子は 足がフィット感や履き心地をおぼえていきます。そうすれば 大きくなった時に 足に合ったいい靴を選ぶことが 自然とできるようになります。少なくとも小学生ごろまでは 足に合った靴を 親が選ぶことが重要です。(全国で足の計測を実施している団体の結果でも 足の巾が3E、4Eではなく むしろEやDが多いなど 細い足の子供が増えている傾向にあるとのことです。)
子どもの靴選びのポイント
まずは子どもの足を測り、正しいサイズを知りましょう
お子さんの靴のサイズではなく、足のサイズを知っていますか?足を測ると思っていたサイズと、実際のサイズが違うことがよく見受けられます。足型(フットプリントなど)をとり 足の大きさ、巾や指先の形などを確認しましょう。
足に良い靴の選び方
素材

赤ちゃんの足はとても汗っかきで、皮膚も柔らかく弱いため、通気性のある素材を選んであげましょう。革は通気性もあり、湿気を逃がすことに優れ、足になじみやすいため赤ちゃんの靴には最適です。布や合皮などは、汚れたら洗える点が便利です。
足首・かかとまわり

赤ちゃんは、足の骨は未完成のため、安定した歩行ができません。かかと部分をきちんと支えてくれる「はき口の深い、しっかりしたブーツタイプ」をおすすめします。
つま先

つま先は、「指を圧迫したり、動きを邪魔したりしない」足の形に近く扇状に広がった形がお勧めです。また、踵を靴の後ろに付けた際、靴の先端と指先の間に1.0cmくらいの余裕があるものを選びましょう。
デザイン

子供の足に確実にフィットさせるには、甲の高さによって調整が出来る「マジックベルト」か「ひも」のタイプがおすすめです。フィットすることにより、歩いた際に足が前にすべり動くことがなく、しっかりと歩くことが出来ます。
靴底

ソール(靴底)は、滑らないものを選びましょう。 また、靴の前から1/3くらいの位置から曲がり、 柔らかすぎない、しっかりとしたものをおすすめ します。 また歩いた時に、つまずいて転倒しないように、「つま先が少しあがったもの」を選ぶ事をおすすめします。
正しい靴の履き方

1. 紐やベルトは緩めておきます。

2. かかとを踏まずに足を入れます。

3. つぎに、靴のかかとの方に 足をつけます。

4. 紐やベルトをしっかりと止めます。

5. 完成!
サイズチェックの方法

指先はあたらず、余裕があるか。

かかと周りはぐらつくことなくフィットしているか。
靴を変えるタイミングについて
子どもの足は1ヶ月で 約1mm程度成長すると言われています。急な成長も考えて 3ヶ月に1度チェックをしましょう。また、子どもが履きたがらなくなったり 靴底が減ったり形が崩れてきたりした場合も 早めに靴をかえましょう。
※個人差があります。あくまで目安としてお考え下さい。
子供靴ランナップ
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